三重地域圏統合型医療情報データベース事業における患者さんの個人情報の取り扱いについて
三重地域圏統合型医療情報データベース事業(以下、「Mie-LIP DB事業」という)は2023年3月31日をもって終了しました。
この事業の目的は、@ 災害等、患者さんの医療情報が消失した場合でも、別の医療機関に必要な医療情報を送ることで、継続して医療が受けられるインフラ構築、A Mie-LIP DBから得られる匿名化された情報を利活用することによる地域医療への反映、医療の適切化・効率化および近未来医療の開拓等でした。本事業は終了となりましたが、Aにつきましては、2016年4月1日〜2023年3月31日に登録済情報に対して匿名化された情報を集計・分析することで医療の質の向上に役立て、患者さんに最善の医療を提供するために利用させていただきますので、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
1Mie-LIP DBに登録済情報について
● 登録済情報には、傷病名、臨床検査結果、薬剤/注射の項目等の医療情報ならびに患者さんのお名前や住所などの個人情報も含みます。
● 患者さんの個人情報(名前や住所等)を除いた匿名化された情報として調査・研究用の匿名化データベースに登録され、医療の質向上や近未来医療の開発のための調査・医学研究に利用させていただきます。
2登録済情報の管理について
● Mie-LIP DBセンター(Mie-LIP DBを管理・運営する組織)では登録医療情報の管理にあたり、各種法令やガイドラインを(※)を遵守します。
● Mie-LIP DBセンターでの医療情報の分析と解析は、外部接続が禁止された特定の端末を使用し、施錠等や取扱者の制限を行うことにより適正かつ安全に管理を行います。また、分析や解析は特定のデータマネージャー・生物統計家のみが行います。
3登録の拒否や登録情報の確認について
● データ利用の停止・消去を希望される場合は、Mie-LIP DB事業に参加病院の担当窓口にお申し出ください。『登録拒否通知書』をお渡しいたします。説明をご希望の方は、Mie-LIP DBセンターの担当者が説明を行いますので総合案内へお申し出ください。
● 本事業への停止・消去を希望された場合においても、日常の診療において患者さんが不利益を被ることは一切ございません。
4登録済情報の利活用
● 本事業の登録済情報の研究利用の申し出があった際は、研究の目的や方法を記載した研究計画書を作成し、研究倫理委員会での審議・承認を経た上で、参加医療機関長の許可が得られたものに限られます。
● 利活用申し出があった場合、Mie-LIP
DBセンターが利活用申出者より提出され、承認が得られた研究計画書に従って匿名化された医療情報の解析をMie-LIP
DB解析センターが行いますので、利活用申出者が直接データベースを閲覧することはありません。
● 利活用申出者に提供される情報は、集計済みの統計情報のみであり、匿名化されたデータ一覧表は提供しませんので個人の特定が不可能な状態です。
● Mie-LIP DBセンターのデータ解析に関わるデータマネージャーおよび生物統計家は、各種法令(※)を遵守し、医療情報の安全な措置を講じます。
※ 個人情報保護法、医療情報システムの安全管理関するガイドライン、医療・介護関係事業者における個人情報の取扱いのためのガイドライン、人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針等
図1.登録済情報の利活用
5お問い合わせ先
この事業に関しまして、情報の取扱い等に関する詳細について、不明な点等がありましたら、下記担当窓口にご連絡ください。
Mie-LIP DBセンター(三重大学医学附属病院臨床研究開発センター内)
電話:059-231-5431